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SSブログ TJ-Novelists

アニメやマンガ、ゲームから妄想したSS(ショートストーリー)を書き綴るブログです。

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78.恋する乙女のお正月恒例行事

#正月プレゼント絵より

 

――葉留佳と二人、手を繋いで境内を歩く。

「おねーちゃん、リンゴ飴買ってー」

「だめ?」

「ダメ…って言ってもどうせ無駄ね。もう…」

「うわーい」

 出店に足を向ける。

「リンゴ飴をふたつください」

「――ほらよ、300円な」

「はい、葉留佳」

「お姉ちゃん、ありがとーっ」

「そんなに腕にしがみつかないで。食べづらいから」

「やはは」

「おりょ? あ、あれはーっ!?」

「何よ?」

「おみくじがありますヨ! おみくじがありますヨ!」

「そうね」

「って、なんだその淡白な返事はーっ」

「全然興味なし」

「そもそも占いなんて非現実的。信じるだけ滑稽だわ、滑稽」

「うわー…女の子の風上にも置けない発言ですナ」

「んじゃ引いてくるねーっ」

 パタパタとかけていく葉留佳。

 途中、葉留佳がこちらを振り返った。

「おねーちゃんの好きな番号何ーっ?」

「八」

 ……。

 すぐに戻ってきた。

「どうだったの?」

「ん」

 ヘの字口の葉留佳が見せてきたおみくじには大きく『末吉』の文字。

「全体的に中途半端ね」

「うーうー」

「はいこれ」

「なにこれ?」

「おねーちゃんの分のおみくじ」

「え、買ったの?」

「早く見てみよ。私もみたいー」

「こういうの全然信じないけど…仕方ないわね」

 折りたたまれた紙を開くとそこには。

「あ…」

 『大吉』の文字が大きく書かれていた。

「ほえー…」

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 私の肩に顔を乗せ覗き込む葉留佳。

 ……え、えっと……。

 目が全体運より先に、別の運の項目を探して泳ぐ。

 こ、こういうのは全然まったくなんとも思ってないけど……。

 ……。

 ……れ、れ…。

 ……。

 恋愛運は……。

 ……。

 『良運来たり。想い人とより近づく。運気次第で結ばれる』

「……」

「……」

「……」

「ねぇ、お姉ちゃん」

「……」

「ねぇってば」

「……」

「顔、ゆるんでる」

「えっ!?」

 慌てて顔の筋肉に力を入れる。

「お姉ちゃんの顔、ゆるんでる」

「そ、そんなことない」

 い、今の私、真顔を出来てる…わよね?

「さ、もう用はないし行きましょ」

 いそいそとおみくじをお財布に仕舞いこむ。

「む~…」

 

――むにゅっ

 

「ほっぺ赤くしてそんなこと言うのはこの口か~っ!」

「ひゃっ、は、はるかっ、や、やめなひゃい~~~っ」

 

 

 と、こんな姉妹の様子とw

 書いている内にはるちんがヤキモチ妬きになってしまったw