「今日は理樹君はどうしたのだ?」
「井ノ原さんの話ですと、まだリキはベッドで寝ているそうですよ」
「ずいぶんと寝ぼすけだな」
「じゃあ、起こしに行こうっか」
「「「「「 賛成ーーーっ! 」」」」」
…………。
……。
「お邪魔しまー……ふぐぐっ」
「……三枝さん、静かに入ってください。直枝さんが起きてしまいます」
「ほわっ」
「どうしたんだ、こまりちゃん? 顔まっかっかだぞ」
「だって…理樹君の寝顔が…ね…ほわぁあぁ」
――くぅ、くぅ、くぅ…すやすや。
「……むにゃむぅ……もう食べられないよぉ~…むにゃむにゃ…」
「……」
「……」
「「「「「かわい~~~~っ」」」」」」
「まるで天使のような寝顔なのですーっ」
「しかも見ろ! ナイトキャップ付きだぞ!?」
「うわぁ~寝巻きとおそろいのニャンコ柄だ~」
「とっても気持ち良さそうだね~」
「理樹のほっぺ、くちゃくちゃやわらかそうだな」
「……」
「……」
ゴクリ。
「ちょっぴりだけ触ってみよっか?」
「「「「「こくこくこく」」」」」
「いくよ~」
「……どきどき……」
――そろそろ~~…………ぷにっ
「ほわわぁ~」
「ど、どうだったこまりちゃんっ」
「マシュマロみたいだよ~、ぷにぷに~ぷにぷに~」
「ちょっ、ちょっとおねーさんにもやらせてくれ」
――ぷにっぷにっ
「…ああ…可愛い理樹君をいぢり放題…」
「……心なしか直枝さん、気持ち良さそうな顔してませんか?」
「どれどれ~」
――ぷにんっ
「……ぅうんっ…そこ…」
「気持ち良さそうに身をよじりましたーっ」
「つつかれて喜んでる顔だね、こりゃ」
「根っからの受け気質だからな、理樹君は」
「あ、あたしは…」
「そ、そこの理樹の手で…うーみゅ…遊びたい」
「手?」
「うん、ちょっと理樹の手のひらにあたしの指を…」
――そろそろ~ちょんっ
――きゅっ♪
「うわっ、見ろっ! 赤ちゃんみたいにあたしの指をキュッとしたぞっ」
「「「「「「か、かわいすぎる~っ」」」」」」
「わ、私もやってみたいのです~っ」
――そろりそろり、ちょんっ
――にぎ、にぎ♪
「わふーっ、うれしそうに私の指をにぎにぎしてますーっ」
「とてもきもちいいのです~」
「つぎ私、私ー!」
――ちょーんっ
――にぎっ!
「って、アレ?」
「……どうしました、三枝さん?」
「あーいや、握ったまま離してくれ――」
「う、うう~ん……」
「まずい、理樹君が起きる!」
「ヤバイ、隠れろっ」
「いそげーですっ」
「え、え、え~っ!? 私はーっ!?」
「……むにゃむにゃ……ん、葉留佳……さん?」
「あ、あはは……やはー、理樹君」
「うん、おはよ…………」
「って、えええええっここで何してるのーっ!?」
「ひやぁぁぁぁぁぁーーーっ!」
以上ですw
寝ている理樹君をこんな感じでいぢりたいでふ(爆