#シチュ:佳奈多のシャンプー教室
「クドリャフカ。髪を洗うときは指を立てない」
「いい? 指の腹を使って洗うの」
「こうですか、佳奈多さん?」
「……はぁ、違う」
「えーっと…じゃあ…あれれ??」
「はぁ…もういいから、私に貸しなさい」
「ですが…うわっ」
「こうやって――わかる? 指の柔らかいところで揉むように洗うの」
「……ふふっ」
「な、なによ?」
「ふふふっ」
「なっ、なんだっていうの?」
「いえ、なんでもありません」
「……」
「…………あっそ」
――ワシャワシャワシャァーっ
「うわっ、うわわっ、そんなに強くやらないでくださいーっ…わふっ、目に入ってしまいましたーっ」
「フン、知らない」