SSブログ TJ-Novelists

アニメやマンガ、ゲームから妄想したSS(ショートストーリー)を書き綴るブログです。

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116.キス!?×理樹×お姫様だっこ!?

「――シャッターのセルフタイマーはこれでよし、と」

「記念撮影するのに、全員都合つかなかったっていうのも……」

「まあ、リトルバスターズは基本自由だからな」

 10人いるんだから、一人くらいつかまってもいいのに。

 結局集まったのは僕と恭介の二人だけ。

 リトバスメンバーはフリーダムすぎる気がするよ…。

――ぽん。

 僕の頭に恭介の温かい手が。

「そんなしょぼくれた顔するなよ」

「あいつらが羨ましがるほどいい写真を撮ってやろうぜ」

「そうだね」

「OK。そうと決まれば」

 恭介が屈んだ。

「どうしたの、恭――」

 

――がばっ!

 

 突然、恭介が僕を、僕を、僕を…。

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「お姫さまだっこーーーっ!?!?」

「ご明察。お姫さまだっこだ」

「いやいやいや、ご明察も何もまんまだからっ! ちょっ、お、おろしてよぉっ」

「おっと、そんなに暴れると落ちちまうぜ? お姫さま」

「お姫…って、いや、け、けど…………う……」

 落ちるのも怖いし…。

 恭介の顔を見つめると。

「……」

 優しげに微笑んでいた。

「…お、落さないでね…」

 僕はそっと恭介の首に手を回した。

「ほら、理樹、カメラにおまえの笑顔を見せてやれ」

「……うん」

 

――パシャ。

 

「……」

「……」

「恭介、もう撮り終わったしおろし――」

 おろして、と言うまでの一瞬の出来事。

 

――ちゅっ。

 

 ほっぺたに温かい感触。

「え…恭…介…?」

 恭介を見ると真っ赤になってそっぽを向いていた。

「いや、そのな」

「おまえがあんま可愛いからさ……つい、な」