「佳奈多さん、佳奈多さん」
「なに、クドリャフカ?」
「手を繋いで歩きましょうっ!」
「え!? い、嫌よ、だってここ、学校の廊下よ!?」
「ダメなのですか…?」
――くいくい、くいくい。
「袖を引っぱっても無駄」
「そもそも誰かにそんなところ見られたらどうするのよ?」
「佳奈多さんのけちんぼなのですっ、ぷく~~~っ」
「膨れたってダメなものはダメよ」
「うー……ふんっ、なのですっ」
「別におかしなことを言ったつもりはないんだけど」
「ふ~んっ、なにも聞えません」
「ねえ、クドリャフカ」
「ぷんっ、なのです」
「クドリャフカ」
「ぷんぷんっ」
「……」
「ツン、なのですっ」
「……」
「わ、わかったわよ」
「…ほ、ほら、手。貸して」
「え、よろしいのですかっ!? わふふ~~~~っ♪」
「ちょ、ちょっと腕を絡めないっ! 手だけでしょうっ」
「わふ~~、佳奈多さんは温かいのです~ふわふわなのです~いい匂いなのです~♪」
「ちょっとクドリャフカっ」
巧みに技を使いこなすクドと、押せ押せにほだされてしまう佳奈多w
そんな佳奈多が大好きですwww