読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

SSブログ TJ-Novelists

アニメやマンガ、ゲームから妄想したSS(ショートストーリー)を書き綴るブログです。

Traffic Jam Products

82.総受け来ヶ谷さん、体育館倉庫にて(要:ガチ百合属性)

 

 

 #シチュ:はるちんとこまりん、そして我らが姉御が体育館倉庫に閉じ込められた!

 #警告:ガチもガチな百合ですのでご注意w

 

 

「うわぁぁぁん、全然開かないーっ」

「ケータイも全部あっちに置いてきてますヨ…」

「焦っても仕方あるまい」

 背面ジャンプ用の柔らかいマットの上に腰を下ろす。

「ここに来たことは恭介氏たちも知っているから、すぐに迎えに来るだろうさ」

「そっか~」

 

――放課後のこと。

 いつものように私たちは制服姿のままで、少々体育用具を拝借して遊んでいた。

 だが運悪くそれを教師に見つかってしまった。

 恭介氏たちは職員室に呼び出し、私と小毬君、葉留佳君は用具を返しに来たのだが…倉庫の立て付けが悪かったせいか扉が開かなくなってしまったのだ。

 ふむ。

 恐らく恭介氏たちが解放されたら迎えに来てくれるであろう。

 

「ま、真っ暗でこわい~っ」

 小毬君が可愛く声を震わす。

「ならばこちらへ来るといい」

 私が座っているマットの隣をボフボフと叩く。

「おねーさんがキミの寂しさを紛らわしてやろう」

「ふぇ、いいの?」

「ああ、構わんとも」

「うわーいっ」

 

――ぼふーん、ぎゅぎゅーっ!

 

 小毬君が私の隣に飛び込んでくると、左腕にしがみついてきた。

「ゆいちゃ~ん」

「はっはっは、なに、そんなにしがみつかなくても私は逃げはしないさ」

「ゆいちゃんの二のうで~」

「むーっ、こまりんばっかりズルイズルイっ!」

 どうやら葉留佳君も来たいようだ。

 なんだかんだ言って葉留佳君は寂しがり屋だからな。

「仕方ない、私の右隣は開いているぞ。来たらどうだ?」

「おっ、その言葉待っていやしたぜっ」

「あーーーねーーーGO!」

 

――ぼふーんっ、ぎゅ~っ!

 

「あねごあねごあねごあねごあねごーっ!」

 腕にしがみつくなり、私の右腕にほっぺをこすりつけてくる。

 まったく…。

「ゆいちゃ~ん」

「あねご~」

「二人とももっとくっついていいぞ」

「「は~い」」

 うむ。この状況は両手に花と言うんだろうな。

 

 …………。

 ……。

 

 何分くらい経っただろうか?

 恐らく10分程度だろう。

 暗いせいだと思うが、二人ともさっきの勢いではなく静かに私にくっついている。

 …のだが。

「ゆいちゃんの指って……」

「ほそくてすらっとしてて…すごいきれい」

「あねごの小指ー、薬指ー、中指ー、人差し指ー」

「むぅ…」

 左手は小毬君、右手は葉留佳君。

 二人とも片手で私の腕にしがみついたまま、私の指に自分の指を絡ませたり這わせたり摘まんだりと、私で遊び始めている。

 両手にしがみつかれて動かせないせいか?

 余計にムズムズとするぞ。

「ふ、二人ともいいか?」

「ん?」

「ふえ?」

「わ、私の手で遊ぶのをやめてくれると助かるんだが」

「どうにもムズ痒くてな」

「うー…姉御がそういうならやめるー」

 遊び道具を失った子どものように少しむくれて私の二の腕に顔を押し付けてくる二人。

 私の手が妙に気に入っていたようだな…。

 

 そこからさらに数分経った時だ。

「ゆいちゃん」

「どうした小毬君?」

 小毬君の片手が私へと伸びる。

 そしてまるで子猫を撫でるように私の髪の毛を撫で始めた。

「ゆいちゃんの髪って、さらさらだね」

「日々手入れを欠かさないからな」

「え、どれどれ?」

 さらに葉留佳君も髪に指を通す。

「うわー、ホントだ、さらさら~」

「それにいい匂いですヨ」

「ふえぇ…ホントだ」

「こらこら、二人とも匂いを嗅ぐんじゃない」

「……」

 不意に小毬君の手が止まった。

 小毬君の顔を見ると大きな瞳をパチクリ。

「ゆいちゃんの――」

「?」

「背骨ー」

 

――ツツツツーーーっ

 

 突然私の背骨に中指を立て、指を走らせた!

「うわっ!?」

「わ、すごい反応。やっぱりゆいちゃんも背中弱いんだ~」

「へぇ…姉御にも弱点があるんですネ…」

「い、いや、今のは突然のことでだな――」

「姉御、首すじはどうだっ」

――つんっ

「ひゃっ!?」

 し、しまった!

 思わず声が出てしまったっ!

「「…………」」

 二人が顔を見合わせる。

「今のゆいちゃんの声って…」

「なんていうか…」

「「色っぽい」」

「なっ…ハ、ハモって妙なことを、い、言うなっ!」

「ありゃりゃ、あのいつもは毅然としている姉御が焦ってますヨ」

「実はゆいちゃん、すんごくくすぐりに弱いのかも~」

「い、いやそんなことは……」

「ここはどうかな~?」

 小毬君の指がわき腹に立てられた!

 

――つん、くりくりくり~

 

「ぅわっ!」

 左側へ体が仰け反る!

 その途端!

「右ががら空きーっ」

 葉留佳君の指が

――つんっ!

 私のわき腹へ!

「ゃうっ!」

「うわぁ~、今ゆいちゃんビクってしたよ? ビクって」

「姉御って意外と弱点だらけなんだ」

「……ぁぅ……」

 恥かしさが込み上げる。

「わぁ~ゆいちゃん赤くなってるっ」

「あはははは姉御かわいい~」

「も、もういいだろっ! そ、そろそろ恭介氏たちも来るぞ」

 立ち上がろうとした時。

「まだだーめ」

 

――すっ、むにゅっ

 

 小毬君の白く肉付きの良い脚が、私の左の脚に絡められる!

「こ、小毬君?」

「私がね、いいよって言うまで動いちゃだめだよ?」

 さらに右足をゼブラ模様のニーソックスに包まれた細い脚が絡み取る!

「まだ誰も来ないし、いっぱいあそぼ? ね、あねご」

 脚が動かせないっ!

 いや、腕も二人が掴んでいるから四肢を動かすことが出来ないっ!

「では、はるちゃん」

「なに、こまりん?」

「ゆいちゃんの弱点はどこか、しっかり復習してみましょ~」

「は~いっ」

「い、いやっ、ま、待てっ…ちょっ…わっ…」

 

 って、ここで強制終了っ!

 あはははは…アホなテンションでごめんなさい(汗