#シチュ:みおちん、理樹、謙吾で買い物。そしてメガネ屋で。
#メガネで攻に豹変する謙吾でございます(爆
「……宮沢さん、このメガネをかけてみてはくれませんか?」
西園さんが謙吾に差し出したのは縁が太目の最近流行りのメガネだ。
「あまり眼鏡は好かんのだが…」
「いいからかけてみようよ」
「むぅ、理樹がそういうなら…」
「どうぞ、直枝さん。かけてあげて下さい……ぽ」
「なんで赤くなるのさ…」
西園さんからメガネを受け取る。
「謙吾、ちょっと屈んでよ」
「これくらいか?」
「もうちょっと」
「これでどうだ?」
「あ、うん」
――すちゃ。
「はっ…! とてもよくお似合いですっ」
「うん! 謙吾、すごいいいよ!」
「……フッ、そんなことはないさ」
なぜかクールな笑みを浮かべ中指を使いメガネをかけなおす。
その様子は…どこかいつもの謙吾と違う。
「理樹、少しいいか?」
「なに?」
謙吾の手が伸びてきて、僕のあごにかかる。
「へ?」
そして、クイと顔を上げられる。
「ど、どうしたの謙吾?」
「理樹」
メガネの奥の瞳に野性味が帯びる。
謙吾の顔が僕の近くまで寄せられる。
「な、なに?」
「おまえの唇、奪ってもいいか?」
「え、ええええええええぇぇぇぇーーーっ」
「……そ、それは……」
横では顔を真っ赤にしてガン見している西園さん。
そして。
「メ……」
「メガネ攻に栄光あ…れ…」
――ブハーーーッ!
ショップの真ん中で、西園さんがアーチ状に鼻血を噴出して倒れたのだった…。